各国の保育事情
IELTSテスト対策のクラスにいると試験の性質上、社会問題について話す機会が多くなります。
そんななかで、他の国の保育について知ることができたのでメモ。
イタリアの場合
- 昔はお母さんが仕事をしないで育てていた。いまもけっこういる。
- バリバリ働く女性は母親に子供の世話を頼む。
メキシコの場合
- ベビーシッターの利用が一般的。
- 男性は協力的。(マチズムは昔の話)
カナダの場合
- ベビーシッターを利用する人もいる。けっこう普及してる。
- 夫婦ともに育休がとれる。家族を大事にする文化なので会社の理解はある。(でもやっぱり忙しい)
- 保育園は月10万円くらいかかる。(日本は3万円?)
- 男性は協力的。
中国の場合
- だいたい祖母が世話をする。母親側の祖母が多い気がするけどその限りではない。
日本の場合(私の認識で割合入れました。)
- 離職; 第一子出産時は44.8%(2014年のデータ)
- 仕事継続; 上記データに従えば、50%超え?
- 祖母が孫の世話; 7割が経験、ただし、「子育ては祖父母を頼らず、親自身で行うべき」という考えが8割なので一時的なものと予想される。
- ベビーシッターの利用; データが見つからず。でも観測できる範囲では居ない。
日本以外はデータがないし全く新鮮味のない考察ですが、どの国でも母親が働きながら子供の世話をするのは大変で、夫の協力があっても母親またはお手伝いさんに世話をお願いすることが多いようです。それに対して日本では、子育て親自身で行うべきと考える祖父母世代の割合が大きく、ベビーシッターも普及していない点、一般的に男性が家事育児に非協力的な傾向がある点で、働くお母さんは大変そうです。保育園がカナダより格段に安いのはすごいことですが、昨今の入れない問題を鑑みるとどうも……。
参考
http://www.works-i.com/pdf/160810_jpsed_column03.pdf
祖父母預かりからの保育園からの学童の育ちで、なんとなくずっと寂しい思いが強かったので、いつか自分に子供ができたらできるだけ寂しい思いをさせたくないと思ってきてフリーランスになれるかもしれない翻訳やIT業界を選んだりしてきたけれど、うまくいくかなあ。